沖縄でNIPT(新型出生前診断)を受けるなら ― 認証施設・料金・クリニック選び完全ガイド

おすすめのNIPTクリニック一覧

はじめて NIPT を調べると「認証? 非認証? 料金がバラバラで違いが分からない…」と戸惑いがちです。

本記事では沖縄県内の認証・非認証施設を一覧化し、費用やアフターケアの違いを丁寧に解説します。

目次

まず押さえたい NIPTの基礎知識と検査の限界

NIPTは妊娠10〜14週ごろに母体血を採取し、胎児DNA断片を解析して13トリソミー(パトウ症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・21トリソミー(ダウン症候群)をスクリーニングする検査です。

侵襲的(=体内に器具を入れる)な羊水検査に比べ流産リスクはありませんが、陽性=確定ではないため、判定保留や偽陽性の可能性を踏まえ、カウンセラー同席で結果を聞ける施設を選ぶことが大切です。

認証施設と非認証施設の主な違い

比較項目認証施設(基幹・連携)非認証施設
検査範囲基本3染色体性染色体・微小欠失など拡張可
カウンセリング遺伝カウンセラー/産科医が対面
精神面&追加検査判断をサポート
オンラインのみの施設あり
羊水検査費病院が全額/一部負担保証有無が施設ごとに異なる
年齢制限高年妊娠優先(35歳以上など)制限なしが多い
結果日数約1〜2週間最短6日プランあり

沖縄県 NIPT認証施設一覧


※費用は目安。必ず最新情報を各施設へ確認してください。

施設名区分費用目安結果日数羊水保証
沖縄県立中部病院基幹要問い合わせ1〜2週全額
琉球大学病院基幹103,000円約2週費用込み
うえむら病院連携約198,000円約2週全額
糸数病院連携約154,000円約2週全額
友愛医療センター連携約110,000円1〜2週要確認
奥平産婦人科医院連携110,000円+再診11,000円約2週紹介先で別途
美ら海ハシイ産婦人科連携約96,500円約2週全額
出典:出生前検査認証制度等運営委員会 認証リスト

主要な非認証クリニックと“6週からOK”表示の留意点

一部の非認証施設では「妊娠6週から検査可能」と広告していますが、胎児DNAが安定するのはおおむね10週以降とされます。

早期検査を選ぶ場合でも再検査の追加料金や判定保留時の対応を必ず確認し、主治医と相談してください。

施設名料金目安検査週数最短結果保証
ジョウクリニック那覇院180,000〜230,000円6週〜
10週以降推奨
6日羊水全額
表参道スキンクリニック沖縄院88,000〜187,000円10週〜6日プラン別
NIPTクリニック那覇院180,000〜253,000円6週〜
10週以降推奨
3〜6日羊水全額
NIPTクリニック沖縄院180,000〜253,000円6週〜6日羊水全額
東京美容外科 沖縄院180,000円〜10週〜6日羊水全額

費用の内訳と「医療費控除対象外」の重要ポイント


NIPTは自由診療のため所得税の医療費控除の対象外です。国税庁の公式Q&Aも「母体血を用いた出生前遺伝学的検査の費用は医療費控除の対象にならない」と明記されています。

陽性時の羊水検査(7〜10万円)、判定保留での再検査、交通費も自己負担になるため、トータルコストを把握しておくと安心です。

予約〜結果説明までの流れとカウンセリングのメリット

  1. Web/電話予約(10週以前がおすすめ)
  2. 遺伝カウンセリング ─ 検査の限界・リスクを理解し同意書に署名。専門カウンセラーがいると「結果をどう受け止めるか」「追加検査は必要か」など精神面・判断面のサポートを受けられます。
  3. 採血(当日30分程度) ─空腹制限なし。
  4. 検体輸送・解析 ─ 台風シーズンは輸送遅延に注意。
  5. 結果説明 ─ 陰性なら終了。陽性・保留なら羊水検査を検討。

陽性時は沖縄県立中部病院や琉球大学病院など総合周産期センターへ紹介されるのが標準ルートです。

クリニック選びで後悔しないチェックリスト

  • 検査範囲:基本3染色体で十分か、性染色体・微小欠失も確認したいか
  • 費用と保証:陽性時の羊水検査費を誰が負担するか
  • 結果スピード:仕事・転居予定があるなら最短プランが便利
  • カウンセリング体制:対面かオンラインか、遺伝カウンセラー常駐か
  • アクセスと同伴条件:夫婦同伴必須かどうか、離島在住なら採血1回で済むか

よくある質問 Q&A

35歳未満でも受けられますか?

認証施設は高年妊娠やエコー異常などハイリスク妊婦を優先しますが、連携施設によっては年齢制限なし。非認証施設は基本的に制限がありません。

双子でも検査できますか?

認証施設は単胎妊娠のみ。双胎の場合は双胎対応を掲示する非認証施設を利用するか医師に相談を。

性別も分かりますか?

認証施設では倫理指針により性別通知不可。非認証施設ではオプションで判定できる場合があります。

まとめ|最新情報を確認し、納得できる選択を

NIPTは安心材料になる一方、結果によっては大きな決断が必要になる検査です。検査範囲・アフターケア・費用を総合的に比較し、ご家族や医師と十分に話し合った上で受検先を決めましょう。

施設の料金・体制は変更される可能性があります。受診前には必ず公式サイトや電話で最新情報を確認してください。

本記事は一般情報の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。診断や治療に関しては必ず医師にご相談ください。

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