「葉酸サプリって、いつまで飲めばいいの?」「妊娠初期が終わったら、もうやめてもいい?」と迷っていませんか。葉酸は妊娠初期が大切と聞く一方で、中期以降のことはあまり知られていません。
先に結論をお伝えすると、葉酸サプリを飲む期間の目安は次のとおりです。
- 必ず飲みたい期間:妊娠を考え始めたころ〜妊娠初期(13週ごろ)まで。サプリから1日400μgが目安
- 続けるのがおすすめの期間:妊娠中期・後期〜出産まで。葉酸の必要量は妊娠前の約2倍のまま
- 産後・授乳期:必要量は妊娠中より少なくなるので、授乳期向けのサプリに切り替えるか、食事中心でもよい
「初期を過ぎたらやめていい」わけではなく、量や中身を時期に合わせて見直していくのがポイントです。この記事では、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに、時期ごとの必要量と、やめどき・切り替えどきの考え方を解説します。
葉酸サプリはいつまで飲む?時期ごとの目安
まずは、妊娠前から授乳期までの葉酸の目安を表で見てみましょう。
| 時期 | 葉酸の目安(1日) | サプリの考え方 |
|---|---|---|
| 妊娠を計画中〜妊娠初期(〜13週ごろ) | ふだんの食事に加えて、サプリなどから400μg | 必ず飲みたい時期 |
| 妊娠中期・後期(14週〜出産) | 推奨量240μg+240μg(合計480μg) | 続けるのがおすすめ。鉄もあわせて考えたい |
| 授乳期 | 推奨量240μg+100μg(合計340μg) | 授乳期向けのサプリか、食事中心で |
| (参考)妊娠していない成人女性 | 推奨量240μg | ふだんの食事が基本 |
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに作成。中期以降と授乳期の数字は、食事からとる葉酸もふくめた量です。
表を見るとわかるように、葉酸の必要量がいちばん多いのは、実は妊娠中期・後期です。妊娠初期は「サプリから400μg」という特別な目安があるため注目されやすいのですが、中期以降も必要量は妊娠前の約2倍のままです。
妊娠初期まではサプリで400μgをとりたい理由
妊娠初期に葉酸がとくに大切なのは、赤ちゃんの脳や脊髄のもとになる「神経管」が、妊娠のごく初期につくられるからです。この時期に葉酸が足りていると、二分脊椎などの「神経管閉鎖障害」が起こるリスクを下げられることがわかっています。
神経管がつくられるのは、妊娠7週ごろまでのごく早い時期です。多くの方が妊娠に気づくころか、その少し前にあたります。そのため、国は妊娠を計画している女性や妊娠の可能性がある女性にも、サプリメントなどから1日400μgの葉酸をとることをすすめています。
サプリでとることがすすめられているのは、サプリに使われる「モノグルタミン酸型」の葉酸のほうが、野菜などの食品に含まれる葉酸より体に吸収されやすく、とった量がはっきりわかるからです。食事だけで毎日400μgを上乗せするのは、かなり大変です。
妊娠がわかってから飲み始めた方も、「もう遅い」と思う必要はありません。妊娠初期のうちに始めれば、その分だけ意味がありますし、このあと説明するように中期以降も葉酸は必要です。
妊娠中期以降も葉酸サプリを続けたほうがいい理由
「妊娠初期を過ぎたら、葉酸サプリはもうやめていいのでは?」と考える方は多いですが、中期以降も続けることには意味があります。
中期・後期は葉酸の必要量が妊娠前の約2倍
葉酸は、細胞が分かれて増えるときや、赤血球をつくるときに使われる栄養です。妊娠中期・後期は赤ちゃんがぐんぐん大きくなり、お母さんの血液の量も増えるため、葉酸の推奨量は妊娠前の240μgに240μgが上乗せされ、合計480μgになります。
葉酸は、ほうれん草やブロッコリー、枝豆、いちごなどに多く含まれていますが、加熱や水洗いで減りやすい栄養でもあります。つわりが落ち着いて食事がとれるようになっても、毎日480μgを食事だけでとるのは簡単ではありません。食事で足りない分をサプリで補う、と考えるとよいでしょう。
中期以降は鉄も不足しやすい
妊娠中期以降にもうひとつ気をつけたいのが、鉄です。お母さんの血液の量が増えるため、妊娠中期・後期は鉄の推奨量にも8.5mgが上乗せされ、妊婦健診で貧血を指摘される方も増えてきます。
このため、中期以降は「葉酸だけのサプリ」より、葉酸と鉄を一緒にとれるサプリに切り替える方も多くいます。ただし、病院で貧血と診断されて鉄剤が出ている場合は、サプリの鉄と重ならないよう、飲んでよいか医師に確かめてください。
葉酸サプリのやめどき・切り替えどき
では、実際にはどのタイミングでやめたり、切り替えたりすればいいのでしょうか。よくあるケースごとに整理します。
妊活用のサプリを飲んでいる方は、妊娠がわかったら切り替えを
妊活中に飲む葉酸サプリには、体を温める素材などが入っているものもあります。妊娠がわかったら、妊娠中に必要な栄養に合わせて作られたサプリへの切り替えを考えましょう。葉酸の量が同じなら、手元のサプリが届くまでつなぎで飲んでいても問題ありません。
出産が近づいたら、授乳期向けへの切り替えを考える
授乳期は、葉酸の推奨量が240μg+100μgと、妊娠中よりは少なくなります。そのぶん、母乳のための栄養や、出産で失われた鉄を補うことが大切になります。妊娠後期に入ったら、出産後にどのサプリを飲むか考えておくと、産後のバタバタした時期に慌てずに済みます。
医師にやめるよう言われたときは指示に従う
持病の治療中の方や、ほかの薬を飲んでいる方は、医師から葉酸の量について指示があることもあります。その場合は、一般的な目安より医師の指示を優先してください。自己判断で量を増やしたり、急にやめたりしないようにしましょう。
葉酸サプリの飲みすぎに注意したいこと
葉酸は大切な栄養ですが、「多ければ多いほどよい」というものではありません。サプリなどからとる葉酸には上限(耐容上限量)があり、18〜29歳で1日900μg、30〜64歳で1日1,000μgとされています。
1種類の葉酸サプリを目安量どおりに飲んでいれば、上限を超えることはまずありません。気をつけたいのは、次のような場合です。
- 葉酸サプリを2種類以上飲んでいる
- 葉酸サプリとマルチビタミンを一緒に飲んでいる
- 飲み忘れた分を、次の日にまとめて飲んでいる
飲み忘れた日は、翌日に2日分を飲むのではなく、いつもどおり1日分に戻せば大丈夫です。数日飲めなかったとしても、焦らずにまた続けていきましょう。
妊娠中期以降の葉酸サプリの選び方
妊娠中期以降も続けるなら、次の3つのポイントでサプリを選ぶと失敗しにくくなります。
- 葉酸がモノグルタミン酸型で、1日分400μg前後:国がすすめているタイプで、量も目安どおりか
- 鉄などの不足しやすい栄養も入っているか:中期以降に気になる鉄やカルシウムを一緒にとれると、サプリを何種類も買わずに済みます
- 毎日続けやすいか:粒の大きさやにおい、1日の粒の数、続けやすい価格かどうか
たとえば妊娠中向けの葉酸サプリ「mamaru(ママル)」は、1日4粒でモノグルタミン酸型の葉酸400μgに加えて、ヘム鉄10mg、乳酸菌、カルシウムなどがとれるように作られています。妊娠がわかったときから臨月ごろまでを想定したサプリで、中期・後期から飲み始めることもできます。
mamaruを飲む期間や、ほかのサプリからの切り替え方は、次の記事で週数ごとに解説しています。
mamaru(ママル)はいつからいつまで?ミタスからの切り替え時期を週数別に解説葉酸サプリはいつまで?よくある質問
妊娠初期を過ぎてから飲み始めても意味はありますか?
あります。妊娠中期・後期は葉酸の必要量が妊娠前の約2倍になる時期なので、食事で足りない分を補う意味があります。中期以降に始めるなら、鉄も一緒にとれるサプリを選ぶとよいでしょう。
葉酸サプリは産後も飲んだほうがいいですか?
授乳期も葉酸の推奨量には上乗せ(+100μg)があります。ただ、妊娠中ほど多くはないので、食事がしっかりとれていれば必ずしもサプリは必要ありません。産後は疲れやすく食事が偏りやすいので、授乳期向けのサプリで補う方も多くいます。
葉酸サプリにDHAが入っていなくても大丈夫ですか?
DHAは赤ちゃんの脳や目の発達に関わる栄養で、魚に多く含まれています。葉酸サプリに入っている量は少ないことが多いので、DHAが気になる方は、食事やDHAのサプリで補う方法を考えましょう。くわしくは次の記事で解説しています。
ママル(mamaru)にDHAは入ってる?配合量1mgの実態と妊娠中の補い方まとめ:葉酸サプリは出産まで続けるのがおすすめ
葉酸サプリは、妊娠を考え始めたころから妊娠初期までは、サプリで1日400μgをとることがすすめられています。妊娠中期・後期も、葉酸の必要量は妊娠前の約2倍のままなので、出産まで続けるのがおすすめです。
中期以降は鉄も不足しやすくなるため、葉酸と鉄を一緒にとれるサプリへの切り替えも考えてみてください。産後は授乳期向けのサプリか、食事中心に切り替えていきましょう。
これから葉酸サプリを選ぶ方、中期以降も続けやすいサプリを探している方は、妊娠中の栄養をまとめてとれるmamaru(ママル)をチェックしてみてください。

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