NIPT(新型出生前診断)を受けたあと、「結果はいつわかるの?」「どうやって知らされるの?」と気になりますよね。検査を受ける前の方にとっても、結果が出るまでの日数は、施設を選ぶときの大切なポイントです。
先に結論をお伝えすると、NIPTの結果がわかるまでの目安は次のとおりです。
- 認証施設(大学病院など):採血から1週間〜10日ほど。結果は病院で医師から説明を受けることが多い
- 認証外のクリニック:最短4日ほどのところもある。結果はメールやWebで届くことが多い
- 判定保留になった場合:再採血が必要になり、結果がわかるのはさらに先になる
この記事では、結果が出るまでの流れや受け取り方の違い、結果の見方、結果を待つ間の過ごし方までわかりやすく解説します。
NIPTの結果がわかるまでの日数
NIPTは、お母さんの血液に含まれる赤ちゃん由来のDNAを調べる検査です。採った血液を検査会社に送り、DNAを分析してから結果が出るため、どうしても数日はかかります。日数は、施設の種類によって変わります。
| 施設 | 結果が出るまでの目安 | 結果の受け取り方 |
|---|---|---|
| 認証施設(例:あいち小児保健医療総合センター) | 7〜10日 | 病院で医師から説明を受けることが多い |
| NIPT平石こどもクリニック | 最短4日(恵比寿本院はさらに1日早い) | メールで届く(土日祝も) |
| 青山ラジュボークリニック | 最短4日 | パスワード付きのメールで届く |
※2026年11月時点の各施設の公式情報をもとに作成。「最短」の日数は、検査の混みぐあいや採血した曜日、提携院から検体を送る日数によって前後します。
認証施設は、検査前後の遺伝カウンセリングとセットで行うため、結果を聞くために病院へもう一度行く必要がある場合がほとんどです。そのぶん、結果の意味をその場で医師に確かめられる安心感があります。
一方、認証外のクリニックは、結果が早く、自宅で受け取れるところが多いのが特徴です。仕事をしている方や、上の子がいて何度も通院するのが難しい方には便利です。
参考:出生前診断を検討しているご夫婦へ(あいち小児保健医療総合センター)
NIPTを受けてから結果を受け取るまでの流れ
NIPTの申し込みから結果を受け取るまでは、おおむね次のような流れです。
- 予約・遺伝カウンセリング:認証施設では、検査の前に遺伝カウンセリングを受けます。夫婦そろっての来院を求められることもあります
- 採血:腕から10mLほど採血します。食事は普段どおりでよく、採血自体は数分で終わります
- 検査会社で分析:血液に含まれるDNAを読み取り、染色体の数に変化がないかを調べます
- 結果の連絡:施設によって、来院して説明を受けるか、メールやWebで受け取ります
予約から採血までの日数も、施設によって大きく違います。認証施設は、紹介状が必要だったり、カウンセリングの予約が数週間先になったりすることもあるので、受けたい時期から逆算して早めに申し込みましょう。認証外のクリニックには、当日予約・当日検査ができるところもあります。
当日の持ち物や所要時間は、次の記事でくわしく紹介しています。
NIPT当日の流れ|食事・持ち物・所要時間と土日に受けられるクリニックNIPTの結果の見方
NIPTの結果は、「陰性」「陽性」「判定保留」のいずれかで知らされます。それぞれの意味を、受け取る前に知っておきましょう。
陰性:調べた病気の可能性はとても低い
陰性は、調べた染色体の病気について、赤ちゃんがその病気である可能性がとても低いという意味です。認証施設の2024年度の報告では、NIPTを受けた人の98.3%が陰性でした。
陰性の結果は信頼性が高く、NIPTを受けた約10万人の追跡調査では、陰性で追跡できた58,893人のうち、見逃し(偽陰性)は6人でした。ただし、NIPTで調べていない病気については何もわからないので、陰性でも「赤ちゃんに何の病気もない」という意味ではありません。
陽性:確定検査で確かめる必要がある
陽性は、調べた病気の可能性が高いという意味で、2024年度に認証施設で陽性になった人は1.1%でした。NIPTは確定診断ではないため、陽性のときは羊水検査などの確定検査で、本当に病気があるかを確かめます。
陽性と出ても、実際には赤ちゃんに病気がない「偽陽性」のこともあります。その割合は、お母さんの年齢や病気の種類によって変わります。陽性だったときの流れや確定検査の費用は、次の記事でまとめています。
NIPTで陽性だった場合どうする?確定診断(羊水検査)の費用やその後の流れ判定保留:再検査が必要
判定保留は、陰性とも陽性とも判断できなかったという意味で、2024年度の認証施設では0.6%でした。多くは、血液の中の赤ちゃん由来のDNAが少なかったことが原因で、病気の有無とは関係ないことがほとんどです。
判定保留になると、もう一度採血して検査し直すため、結果がわかるのは、そこからさらに数日〜1週間以上先になります。再検査の費用は施設によって違うので、事前に確かめておきましょう。平石クリニックや青山ラジュボークリニックは、判定保留による再検査を追加費用なしで行っています。
参考:令和6年度(2024年度)実施状況報告(出生前検査認証制度等運営委員会)
結果が早くわかるメリットと注意点
結果を早く知りたいと思う理由は、不安な時間を短くしたいからだけではありません。結果が早くわかると、次のようなメリットがあります。
- 陰性なら、早い段階で安心して妊娠生活を送れる
- 陽性だった場合に、確定検査の予約や、夫婦で考える時間を確保しやすい
- 判定保留で再検査になっても、時間に余裕がある
特に、羊水検査は妊娠15〜16週ごろから受けられ、結果が出るまでに2〜3週間ほどかかります。NIPTの結果が遅いと、そのあとの検査や判断に使える時間が短くなってしまいます。
一方で、結果の早さだけで施設を選ぶのはおすすめしません。陽性だったときに、結果の意味を説明してもらえるか、確定検査の費用を負担してもらえるか、といったサポートも大切です。費用やサポートまで含めた施設の比べ方は、次の記事を参考にしてください。
NIPTクリニック比較|平石とラジュボーの費用・週数・保証の違い結果は最短4日でメールで届き、陽性のときは羊水検査の費用も負担してくれるのが、青山ラジュボークリニックです。性別判定つきのプランが132,000円(税込)から受けられます。
結果は最短4日(恵比寿本院は最短3日)で、土日祝もメールで受け取れるのが、NIPT平石こどもクリニックです。認定遺伝カウンセラーに無料で電話相談でき、陽性のときの確定検査の費用も全額負担しています。
結果を待つ間の過ごし方
数日から10日ほどとはいえ、結果を待つ時間は長く感じるものです。少しでも落ち着いて過ごすためのヒントを紹介します。
まず、結果が届く予定の日をあらかじめ確かめておきましょう。「いつ届くかわからない」状態は、不安を大きくします。メールで受け取る場合は、迷惑メールのフォルダに入っていないかも確認しておくと安心です。
次に、結果を一緒に見る人を決めておくことです。パートナーと一緒に確認する、と決めておくと、ひとりで受け止めずに済みます。万が一陽性だったときに、誰に相談するか、どの窓口に連絡するかを先に確かめておくのも心の準備になります。
そして、待っている間は、検索しすぎないことも大切です。心配なことは、遺伝カウンセリングや施設の相談窓口で専門家に聞くのがいちばん確かです。母子手帳や分娩予約など、妊娠初期のほかの手続きを進めておくのも、気持ちを切りかえるのに役立ちます。
妊娠初期にやることリスト|心拍確認後から12週までの手続き・検査・葉酸NIPTの結果についてよくある質問
結果は電話で連絡が来ますか?
施設によって違います。認証施設では来院して説明を受けることが多く、認証外のクリニックではメールやWebでの通知が多いようです。陽性だったときの連絡のしかたも施設によって違うので、申し込むときに確かめておきましょう。
性別も同じタイミングでわかりますか?
性別の判定を行っているのは認証外のクリニックで、多くは染色体の結果と一緒に知らされます。認証施設では性別は調べていません。性別がわかるクリニックの選び方は、次の記事でまとめています。
NIPTで性別はわかる?認証施設との違いと性別がわかるクリニック土日に採血すると結果は遅くなりますか?
検査会社が休みの日をはさむと、結果が届くまでの日数が延びることがあります。「最短」の日数は、平日に採血した場合の目安であることが多いので、急ぐ方は採血する曜日も含めて施設に確かめてみてください。
まとめ:結果の日数とサポートの両方で施設を選ぼう
NIPTの結果がわかるまでは、認証施設で1週間〜10日ほど、認証外のクリニックでは最短4日ほどが目安です。判定保留になると、再採血のぶん結果がさらに遅くなります。
結果が早くわかると、陽性だったときの確定検査や、夫婦で考える時間に余裕が生まれます。ただし、早さだけでなく、結果の説明や確定検査の費用負担など、もしものときのサポートまで比べて選ぶことが大切です。

コメント