「NIPTを受けると、赤ちゃんの性別もわかるの?」「早く男の子か女の子か知りたい」と気になっていませんか。NIPT(新型出生前診断)は採血だけで受けられる検査なので、性別もわかるなら一緒に知りたいと考える方は少なくありません。
この記事では、NIPTで性別がわかるのかどうかを、出生前検査認証制度の資料やクリニックの公式情報をもとにまとめます。
先に結論をお伝えすると、ポイントは次の3つです。
- NIPTでは技術的に性別を判定でき、多くの認証外施設では性別を知らせるプランがある
- 大学病院などの認証施設では、性別は調べていない
- 性別の判定は100%確実ではないため、結果の受け止め方も事前に考えておく
性別の判定がすべてのプランに含まれていて、132,000円(税込)から受けられるのが、青山ラジュボークリニックです。
NIPTで性別がわかる仕組み
NIPTは、お母さんの血液に混ざっている赤ちゃん(胎盤)由来のDNAのかけらを調べる検査です。人の染色体のうち、性別に関わるのが「性染色体」で、女の子はX染色体を2本、男の子はX染色体とY染色体を1本ずつ持っています。
お母さんはY染色体を持っていないため、血液の中にY染色体のかけらが見つかれば男の子、見つからなければ女の子と判定する、というのが性別を調べる基本的な考え方です。
NIPTで性別がわかるのは、このように性染色体を調べているからです。性染色体を調べるプランでは、性別のほかに、ターナー症候群やクラインフェルター症候群など、性染色体の数の変化で起こる疾患の可能性もあわせて調べます。
青山ラジュボークリニックの公式サイトでは、性染色体の数の変化で起こる疾患は、13トリソミーや18トリソミーより起こる確率が高いと紹介されています。
| 染色体の変化 | 起こる確率の目安 |
|---|---|
| 13トリソミー(パトウ症候群) | 約12,000人に1人 |
| 18トリソミー(エドワーズ症候群) | 約6,000人に1人 |
| ターナー症候群(XO) | 約2,000人に1人 |
| クラインフェルター症候群(XXY)など | 約1,000人に1人 |
性別を知りたくて受ける場合でも、こうした性染色体の結果がいっしょに届くことは覚えておきましょう。
認証施設では性別を調べない理由
日本医学会の出生前検査認証制度で認証を受けた施設(認証施設)では、NIPTで調べるのは21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3つだけです。性別や性染色体は調べていません。
出生前検査認証制度等運営委員会は、その理由として主に次のことを挙げています。
- 性染色体の数の変化で起こる疾患は、NIPTの検査精度が3つのトリソミーより低いことが知られている
- 性別に関する検査は、一般に思われているほど確実ではない
- 早い時期に性別がわかることで、性別による選択が行われる可能性がある
また、赤ちゃんの細胞の一部だけに染色体の変化がある「モザイク」が性染色体では比較的多いことや、お母さんの年齢が高くなると検査精度が下がることも、資料の中で説明されています。
認証外施設でNIPTの性別判定を受けることは、法律で禁じられているわけではありません。ただ、認証施設でこうした考え方がとられていることは、受ける前に知っておきたいポイントです。
参考:21、13、18トリソミー以外の疾患を対象としたNIPTや臨床研究について質問された場合(出生前検査認証制度等運営委員会)
性別以外にもある認証施設と認証外施設の違い
性別を知りたくて認証外施設を選ぶ場合も、性別以外の違いを知っておくと、施設を選ぶときに迷いにくくなります。
| 項目 | 認証施設 | 認証外施設 |
|---|---|---|
| 性別の判定 | 行っていない | 行っている施設が多い |
| 調べる範囲 | 13・18・21トリソミーの3つ | 性染色体・全染色体・微小欠失まで選べる施設がある |
| 遺伝カウンセリング | 検査の前後に必須 | 施設によって違う |
| 受けるための条件 | 夫婦での受診などが条件になることがある | 年齢制限や夫婦同伴の決まりがない施設が多い |
| 陽性のときの確定検査 | 同じ病院や連携先で受けられることが多い | 費用を負担する施設もあれば、自分で探す施設もある |
認証外施設は受けやすく、性別もわかる一方で、陽性だったときのサポートは施設ごとに大きく違います。性別がわかるかどうかだけでなく、確定検査の費用や相談できる窓口があるかも確かめて選びましょう。
NIPTを認可外施設で受けて後悔しないために|失敗しない選び方と確認ポイント性別がわかるクリニック
当サイトで紹介している認証外のクリニックのうち、性別の判定がすべてのプランに含まれているのは、青山ラジュボークリニックと平石クリニックです。
青山ラジュボークリニック:性別つきで132,000円から
青山ラジュボークリニックは、いちばん基本のAプランでも、13・18・21トリソミーに加えて性染色体を調べ、希望すれば性別を教えてもらえます。費用は132,000円(税込)で、10回までの分割払いは金利・手数料0円です。性別は検査結果の用紙に書かれて届きます。
検査は国内の東武衛生検査所で行われ、結果は最短4日でメールに届きます。陽性だった場合は確定検査の費用を全額負担していて、認定遺伝カウンセラーにも無料で相談できます。
ラジュボークリニックのNIPTの口コミ・評判は?費用・検査会社・提携院まで解説平石クリニック:妊娠6週から受けられる
平石クリニックも、4つのプランすべてで性別の判定ができます。妊娠6週から受けられ、1回分の費用で9週以降にもう一度検査を受けられるのが特徴です。費用は基本検査が198,000円(税込)からです。
性別の通知を希望するかどうかは、検査当日の同意書に記入します。結果が出たあとに性別の通知を追加することはできないので、来院までに決めておきましょう。
平石クリニックのNIPTの口コミ・評判は?費用や結果の日数、提携院まで解説2院の比較
| 項目 | 青山ラジュボークリニック | 平石クリニック |
|---|---|---|
| 性別つきの最も安いプラン | 132,000円(Aプラン) | 198,000円(基本検査) |
| 性別を知らせるか決めるとき | 検査当日の同意書 | 検査当日の同意書 |
| 受けられる時期 | 9週0日〜15週6日がおすすめ | 妊娠6週から |
| 結果 | 最短4日・メール | 最短4日・メール |
| 陽性時の確定検査 | 費用を全額負担 | 費用を全額負担 |
性別を知りつつ費用を抑えたい方はラジュボークリニック、できるだけ早い時期に受けたい方は平石クリニックが候補になります。2院の違いは次の記事でくわしく比べています。
NIPTクリニック比較|平石とラジュボーの費用・週数・保証の違い性別を知る前に考えておきたいこと
NIPTで性別を知るかどうかは、夫婦でよく話し合って決めたいことです。申し込む前に、次のポイントを確かめておきましょう。
性別の判定は100%確実ではない
運営委員会の資料にもあるように、NIPTの性別の判定は、一般に思われているほど確実ではありません。赤ちゃん由来のDNAが少ない時期や、双子の妊娠などでは、判定が難しくなることもあります。
NIPTでわかった性別は、あくまで「可能性が高い」という結果です。出産の準備で名前や服を決めるときは、妊婦健診での超音波検査の結果もあわせて確かめていくと安心です。
性別を知らせてもらうかは当日に決める
平石クリニックと青山ラジュボークリニックでは、性別を知らせてもらうかどうかを、検査当日の同意書で選びます。採血のあとで追加や変更はできません。「夫は出産まで知りたくない」など、夫婦で考えが違うこともあるため、来院までに話し合っておきましょう。
性別以外の結果もあわせて届く
性別を調べるプランでは、性染色体の数の変化についての結果もあわせて届きます。性別だけを知りたいと思って受けても、性染色体の疾患の可能性を指摘されることがあります。そのときにどうするかも、事前に考えておくと落ち着いて受け止められます。迷うときは、認定遺伝カウンセラーに相談しておくと安心です。
家族や周りに伝えるタイミングも考えておく
NIPTで性別がわかると、すぐに家族に伝えたくなるかもしれません。ただ、判定は100%ではないうえ、妊娠初期は体調も気持ちも揺れやすい時期です。両親や友人に伝えるのは、妊婦健診の超音波検査でも確かめられてからにする、と決めておく夫婦もいます。誰に、いつ伝えるかを、夫婦で先に話し合っておくと安心です。
NIPTで性別を知るまでの流れ
性別がわかるNIPTを受けるときの流れは、次のとおりです。平石クリニックと青山ラジュボークリニックでは、来院は採血の1回だけです。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 申し込み | WEBか電話で予約。妊娠がわかった時点から予約できる |
| 来院・同意書 | 同意書に妊娠週数を書き、性別を知らせてもらうかを選ぶ |
| 採血 | 来院から採血まで15〜30分ほど(平石クリニックは受付から約30分) |
| 結果 | 最短4日でメールに届く。性別も結果の中で知らされる |
大切なのは、性別を知らせてもらうかどうかを当日の同意書で決めることです。迷ったまま来院すると、その場で決めなければならなくなるため、事前に夫婦で決めておきましょう。来院のときは、母子手帳を持っていくように案内されていますが、週数がわかっていれば母子手帳がなくても検査は受けられます。
エコー(超音波検査)でわかる時期との違い
赤ちゃんの性別は、妊婦健診の超音波検査でもわかることがあります。ただし、超音波で性別がわかるのは、赤ちゃんの体がある程度大きくなる妊娠中期ごろの健診からで、赤ちゃんの向きによってはなかなか見えないこともあります。
NIPTは、妊娠9〜10週ごろ(施設によっては6週)から受けられるため、超音波よりも早い時期に性別の可能性を知ることができます。一方で、超音波でわかるのを待てば、追加の費用はかかりません。
「早く知りたい」という気持ちと、費用や検査の意味を比べて、自分たちに合う方法を選びましょう。NIPTは性別を知るための検査ではなく、本来は染色体の疾患の可能性を調べる検査であることも、心に留めておきたいポイントです。
NIPT(新型出生前診断)とは?費用や検査時期・認可の違いをわかりやすく解説NIPTの性別でよくある質問
性別だけを調べることはできますか?
平石クリニックと青山ラジュボークリニックでは、性別だけを調べるプランはなく、13・18・21トリソミーと性染色体を調べるプランに性別の判定が含まれています。性別がわかるプランでいちばん費用が安いのは、青山ラジュボークリニックのAプラン(132,000円・税込)です。
双子でも性別はわかりますか?
2院とも、双子の妊娠でもNIPTを受けられます。ただし、双子の場合はNIPTで2人の性別をそれぞれ区別することが難しく、施設によって知らせ方も違います。青山ラジュボークリニックは、双子の場合に受けられる検査に制限があるとしています。双子で性別を知りたい方は、申し込む前に施設に確かめてください。
妊娠何週から性別がわかるNIPTを受けられますか?
平石クリニックは妊娠6週から受けられ、9週以降にもう一度検査を受けられます。青山ラジュボークリニックは、妊娠9週0日〜15週6日での受検をすすめています。6週の検査で性別がどう知らされるかは公式サイトに詳しく書かれていないため、早い時期に性別を知りたい方は、予約のときに確かめておきましょう。
妊娠6週から受けられるNIPTについては、次の記事でまとめています。
NIPTは妊娠6週から受けられる?早期検査の仕組みと受けられるクリニック性別を知らせないで受けることもできますか?
できます。性別を知らせてもらうかどうかは、検査当日の同意書で選べます。「病気の可能性だけを知りたい」「性別は出産まで楽しみにしたい」という方は、同意書で知らせない方を選びましょう。
性別の結果はいつわかりますか?
2院とも、採血から最短4日でメールに結果が届き、性別もその中で知らされます。採血した地域や時間帯、プランによって日数は変わるため、急ぎたい方は予約のときに目安を確かめておきましょう。
まとめ:性別を知るかどうかは夫婦で話し合ってから
NIPTでは技術的に性別を判定でき、多くの認証外施設で性別を知らせるプランがあります。一方で、認証施設では、性別の判定が一般に思われているほど確実ではないことや、性別による選択の懸念から、性別は調べていません。
性別を知りたい方は、判定が100%ではないことや、性染色体の結果もあわせて届くことを理解したうえで、施設を選びましょう。性別つきで費用を抑えたい方には、Aプランが132,000円(税込)の青山ラジュボークリニックが合っています。

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