「妊娠がわかったばかりだけど、NIPTはいつから受けられるの?」「6週から受けられるって見たけれど、本当に大丈夫かな」と気になっていませんか。妊娠初期は、次の健診までの数週間がとても長く感じられるものです。
この記事では、NIPT(新型出生前診断)を妊娠6週から受けられるのかどうかを、医療機関の説明資料とクリニックの公式情報をもとにまとめます。
先に結論をお伝えすると、ポイントは次の3つです。
- 認証施設(大学病院など)のNIPTは、妊娠10週以降が対象
- 一部の認証外施設では、妊娠6週から受けられる「早期NIPT」を行っている
- 6週で受けるなら、9週以降にもう一度受けられる施設や、再検査が無料の施設を選ぶと安心
妊娠6週から受けられ、1回分の費用で9週以降にもう一度検査を受けられるのが、平石クリニック(NIPT平石こどもクリニック)です。
NIPTは一般に妊娠10週以降に受ける検査
まずは、NIPTがふだんどの時期に受ける検査なのかを確かめておきましょう。6週から受けられる施設があるのは、この「ふつうの時期」より早く受けられるようにした仕組みだからです。
認証施設では妊娠10週以降が対象
日本医学会の出生前検査認証制度で認証を受けた施設(認証施設)では、NIPTは妊娠10週以降の妊婦さんを対象にしています。たとえば認証施設の一つである水戸済生会総合病院の説明資料にも、「妊娠10週以降の妊婦さんが対象です」と書かれています。
認証施設では、検査の前に遺伝カウンセリングを受けるため、予約から採血まで何度か通うことがあります。施設によっては、妊娠10〜13週ごろに受けるよう案内しています。
10週以降とされる理由は赤ちゃん由来のDNAの量
NIPTは、お母さんの血液に混ざっている赤ちゃん(胎盤)由来のDNAのかけらを調べる検査です。このDNAは妊娠が進むにつれて増えていくと考えられていて、早い時期ほど量が少なくなります。
赤ちゃん由来のDNAが少ないと、検査で判定ができない「判定保留」になることがあります。水戸済生会総合病院の資料では、判定保留は0.9%ほどの頻度で出て、その原因は母体の血液中の赤ちゃん由来のDNAが少ないことだと考えられています。判定保留になったときは、もう一度採血して検査することもできます。
なお、認証施設では、検査の前後に夫婦そろって遺伝カウンセリングを受けることや、分娩予定の病院からの紹介が条件になっていることがあります。早い時期に受けたい方だけでなく、こうした条件が合わない方も、認証外施設を検討することが多くなっています。
参考:NIPT(母体血を用いた出生前遺伝学的検査)の説明資料(水戸済生会総合病院)
NIPTの偽陽性・偽陰性が起こる確率は?認可・認可外での違いと陽性後の対処法予約の前に確かめたい「妊娠週数」の数え方
「6週から」「10週から」と言われても、自分がいま何週なのかがはっきりしない方もいるかもしれません。妊娠週数は、最後の生理が始まった日を「妊娠0週0日」として数えます。そのため、妊娠検査薬で陽性が出るころには、すでに妊娠4〜5週ごろになっていることが多くなります。
ただし、生理の周期が長い方や不規則な方は、実際の週数とずれることがあります。産婦人科の超音波検査で赤ちゃんの大きさを測り、出産予定日が決まると、週数が数日〜1週間ほど修正されることもあります。
NIPTの同意書には妊娠週数を書くため、予約の前に、いまの週数を確かめておきましょう。週数がはっきりしないまま早い時期に受けると、思っていたより週数が早く、判定保留になりやすい時期に採血してしまうこともあります。かかりつけの産婦人科で週数を確かめてから申し込むと安心です。
妊娠6週から受けられる「早期NIPT」とは
ここからは、ふつうより早い時期に受けられるNIPTについて見ていきます。
6週から受けられるのは一部の認証外施設
妊娠6週から受けられるNIPTは、認証外施設(出生前検査認証制度の認証を受けていない施設)の一部が行っています。認証外施設でNIPTを受けることは法律で禁じられているわけではありませんが、施設によって受けられる時期やサポートの形はさまざまです。
たとえば平石クリニックは、妊娠6週から受けられるNIPTを「早期NIPT」として行っています。一方、同じ認証外施設でも、10週以降を基本としている施設もあります。
早く受けるメリット
早期NIPTのいちばんのメリットは、気持ちの面です。妊娠がわかってから10週ごろまで、何もわからないまま待つのはつらいと感じる方も多いでしょう。早い時期に一度結果を受け取れると、その後の妊娠生活を落ち着いて過ごしやすくなります。
また、もし陽性の結果が出た場合も、早く知ることで、確定検査に向けて考える時間を長く取れます。羊水検査は妊娠15週以降に行われることが多いため、それまでに夫婦で話し合ったり、遺伝カウンセラーに相談したりする余裕が生まれます。
6週で受けるときに知っておきたいこと
一方で、早い時期は赤ちゃん由来のDNAが少ないため、10週以降に受ける場合より判定保留になる可能性があります。早期NIPTを選ぶときは、判定保留や再検査になったときに費用がかかるかどうかを、申し込む前に確かめておきましょう。
また、NIPTはどの時期に受けても確定診断ではありません。陽性の結果が出たときは、羊水検査や絨毛検査などの確定検査で確かめることがすすめられています。早く受けたからといって、確定検査まで早く受けられるわけではない点も覚えておきましょう。
妊娠6週から受けられるクリニック
当サイトで紹介しているクリニックのうち、妊娠6週からの検査について公式サイトで案内しているのは、平石クリニックとラジュボークリニックです。
平石クリニック:6週から、1回分の費用で2回
平石クリニックの早期NIPTは、妊娠6週から受けられます。さらに、追加費用なしで妊娠9週以降にもう一度検査を受けられ、結果は2回ともその都度届きます。
早い時期に一度確かめて、赤ちゃん由来のDNAが増えてくる9週以降にもう一度確かめられるので、「早く知りたいけれど、早い時期の結果だけでは不安」という方に合った仕組みです。胎児のDNAが十分に取れなかった場合の再検査も、追加の費用はかかりません。
費用は基本検査が198,000円(税込)からで、性別の判定も含まれます。陽性だった場合は確定検査の費用を全額負担し、認定遺伝カウンセラーに無料で電話相談もできます。なお、微小欠失検査のプランは妊娠10週からです。
平石クリニックのNIPTの口コミ・評判は?費用や結果の日数、提携院まで解説ラジュボークリニック:よくある質問では6週から可能
青山ラジュボークリニックは、公式サイトのよくある質問で「妊娠6週目から検査可能」と案内しています。ただし、検査の概要では妊娠9週以降を対象とし、9週0日〜15週6日での受検をすすめています。9週より前に受けたい方は、予約のときに確かめてください。
費用は性別判定つきのAプランが132,000円(税込)からで、判定保留で再採血になっても追加の費用はかかりません。9週以降に受ける予定で、費用を抑えたい方に向いています。
ラジュボークリニックのNIPTの口コミ・評判は?費用・検査会社・提携院まで解説2院の比較
| 項目 | 平石クリニック | ラジュボークリニック |
|---|---|---|
| 受けられる時期 | 妊娠6週から | 9週0日〜15週6日がおすすめ(よくある質問では6週から可能) |
| 2回目の検査 | 9週以降にもう1回、追加費用なし | なし |
| 再検査の費用 | 無料 | 無料 |
| 費用(税込) | 198,000円〜 | 132,000円〜 |
| 結果 | 最短4日・メール | 最短4日・メール |
| 陽性時の確定検査 | 費用を全額負担 | 費用を全額負担 |
6〜8週のうちに受けたい方は平石クリニック、9週まで待てる方はラジュボークリニックも候補になります。2院の違いは、次の記事でくわしく比べています。
NIPTクリニック比較|平石とラジュボーの費用・週数・保証の違い平石クリニックで早期NIPTを受ける流れ
6週から受けられる平石クリニックを例に、申し込みから2回目の結果までの流れを紹介します。来院は1回の検査につき採血の1回だけです。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 申し込み | 公式サイトのWEB予約か電話。妊娠がわかった時点から予約でき、当日の予約にも対応 |
| 1回目の採血 | 妊娠6週以降に、本院(恵比寿)か全国の提携院へ。受付から採血まで約30分 |
| 1回目の結果 | 最短4日でメールに届く(恵比寿の本院で採血すると1日早い) |
| 2回目の採血 | 妊娠9週以降に、追加費用なしでもう一度採血 |
| 2回目の結果 | 1回目と同じくメールで届く |
電話の受付センターは年中無休で、9時から22時まで相談と予約を受け付けています。どのプランにするか、早期NIPTにするかで迷うときは、予約の前に認定遺伝カウンセラーの無料電話相談を申し込むこともできます。
来院のときは、同意書に妊娠週数を書くため、母子手帳を持っていくように案内されています。まだ母子手帳をもらっていない時期でも、週数がわかっていれば検査は受けられます。つわりなどで体調が悪い日は、費用なしで日程を変えられます。
早期NIPTを選ぶときのチェックポイント
6週から受けられる施設を選ぶときは、受けられる時期だけでなく、次のポイントも確かめておきましょう。
- 2回目の検査があるか:早い時期の結果を、あとからもう一度確かめられるか
- 再検査の費用:判定保留や採血のやり直しになったとき、追加の費用がかかるか
- 結果が届くまでの日数:何日くらいで、どうやって届くか
- 陽性だったときのサポート:確定検査の費用を負担してもらえるか、病院を紹介してもらえるか
- 相談できる窓口:認定遺伝カウンセラーなど、専門家に相談できるか
中でも大切なのは、2回目の検査と再検査の費用です。早い時期の検査は判定保留になる可能性があるため、もう一度採血するたびに費用がかかる施設だと、結果的に負担が大きくなることがあります。申し込む前に「判定保留になったら、いつ・いくらで再検査になるのか」を聞いておくと安心です。
陽性だったときのサポートも見ておきたいポイントです。確定検査の羊水検査は、施設によっては10万円を超えることがあります。確定検査の費用を負担してもらえるか、検査を受ける病院を紹介してもらえるかで、もしものときの負担は大きく変わります。
早く受けたい気持ちが強いときほど、「受けられる時期」だけで決めてしまいがちです。判定保留や陽性になったときの流れまで確かめておくと、結果が出たあとも落ち着いて次の行動を選べます。
認証外施設を選ぶときに確かめたいポイントは、次の記事でもまとめています。
NIPTを認可外施設で受けて後悔しないために|失敗しない選び方と確認ポイント妊娠6週のNIPTでよくある質問
10週まで待ったほうがいいですか?
どちらがよいかは、何を大切にしたいかによって変わります。判定保留の可能性をできるだけ減らしたい方や、認証施設で受けたい方は、10週以降に受けるのが一般的です。一方で、「待っている間がつらい」「早く一度確かめたい」という方は、早期NIPTも選択肢になります。その場合は、9週以降にもう一度受けられる施設を選ぶと、早い時期の結果をあとから確かめられます。
6週の結果が陰性なら、9週以降の2回目も受けたほうがいいですか?
早い時期は赤ちゃん由来のDNAが少ないため、9週以降にもう一度確かめておくと、より安心しやすくなります。平石クリニックでは、2回目の検査は最初の費用に含まれていて、追加の費用はかかりません。受けるかどうか迷うときは、認定遺伝カウンセラーに相談してみてください。
早期NIPTにすると費用は高くなりますか?
平石クリニックでは、早期NIPTのために費用が上がることはなく、基本検査なら198,000円(税込)で2回の検査を受けられます。10回までの分割払いは金利・手数料がかからず、基本検査を10回払いにすると1回19,800円です。
NIPTの費用相場や、保険・医療費控除が使えるかどうかは、次の記事でまとめています。
NIPTの費用相場はいくら?認証施設と認証外の違い・保険や医療費控除6週の検査で性別もわかりますか?
平石クリニックは、すべてのプランで性別の判定ができます。性別を知らせてもらうかどうかは検査当日の同意書で選ぶため、採血のあとで追加はできません。6週の検査で性別がどう知らされるかは公式サイトに詳しく書かれていないので、気になる方は予約のときに確かめておきましょう。
何週までに受ければいいですか?
NIPTで陽性だった場合、確定検査の羊水検査は妊娠15週以降に行われることが多く、結果が出るまでに2〜3週間かかります。そのため、確定検査まで考えるなら、早めに受けておくと安心です。ラジュボークリニックでは、16週未満での受検をすすめています。
NIPTで陽性だった場合どうする?確定診断(羊水検査)の費用やその後の流れまとめ:6週から受けるなら2回目や再検査の仕組みを確かめよう
NIPTは一般に妊娠10週以降に受ける検査ですが、一部の認証外施設では妊娠6週から受けられます。早い時期は赤ちゃん由来のDNAが少ないため、6週で受けるなら、9週以降にもう一度受けられるか、再検査が無料かどうかを確かめておくことが大切です。
平石クリニックは、妊娠6週から受けられ、1回分の費用で9週以降にもう一度検査を受けられるクリニックです。陽性時の確定検査の費用の全額負担や、認定遺伝カウンセラーへの無料電話相談もあります。早く安心したい方は、公式サイトで最寄りの提携院を確かめてみてください。

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